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| 更新 2010年2月7日 |
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愚かなプルサーマル計画 今月(2009年5月)18日の早朝、MOX(モックス)燃料を積んだ輸送船が御前崎港中部電力専用埠頭に接岸しました。MOX燃料とは、ウランとプルトニウムの混合燃料のことです。ウランを原子炉で燃やすことによって非常に毒性の強力なプルトニウムが発生します。核兵器の原料であるこの厄介なプルトニウム(死の灰)は、もともと高速増殖炉「もんじゅ」で使用される計画でした。しかし、「もんじゅ」の事故でその計画が頓挫し、その代替案として溜まりに溜まったプルトニウムを処分するために考えられた方法がこの「プルサーマル」です。 私は一御前崎市民として、密かにこのプルサーマル計画に反対の立場を取ってきたのですが、MOX燃料が浜岡原発内に運び入れられることによって危機感を覚え、黙っていられなくなり、あわててこのホームページを立ち上げることにしました。そして「プルサーマル計画」が、いかに無謀なものであり危険であるかを御前崎市に住む人々や、事故が起こったときに決して無事ではいられない周辺の住民に訴えることにしたのです。 皆さんはご存知だろうか。中部電力浜岡原子力発電所が、世界でもっとも危険な原発だと言われていることを・・・・。世界中に100ヵ所以上の原子力発電所が存在しているのだが、その中で危険度ナンバーワンだと世界中の人々から名指しされているのです。私たちは、そんな危険な土地で暮らしているのですよ。その背景には、近い将来必ず襲いかかってくると言われている東海地震があります。私たちがよく耳にする東海地震の威力はマグニチュード8〜8.5。未曾有の大地震が浜岡原発を直撃すると予想されているのです。
プルトニウムの語源は古代ローマ語の、「冥界の王、プルトー」からきています。忌み恐れられる存在が冥界の王であると同様に、プルトニウムも世界中の人々から恐れられ、忌み嫌われているのです。原発先進国のアメリカでは、今年の2月にオバマ大統領が、「2015年までに国内の原発を半分にする」と発表しました。それと共に、プルトニウムの研究もやめてしまいました。これも、オバマ大統領の命令です。人類が、もっとも関わってはいけない物質。悪魔の廃棄物。それがプルトニウムなのです。 2009年5月現在、浜岡原発では3号機だけが稼動しています。今月から定期検査の終わった4号機が稼動の予定でしたが、試験運転に入った直後に水素濃度が急上昇してしまい、あわてて緊急停止したそうです。昨年12月にはやはり5号機が、今回の4号機同様のトラブルを起こして、今でも運転停止中です。4号機、5号機とも、電力需要のもっとも多い夏場の復旧は無理なようで、運転再開は秋以降になるだろうと思われます。プルサーマルは、今回トラブルを起こした4号機で実施されることになっています。秋頃までと言わずに、永久に停止状態を続けていてくれたら嬉しいのですが・・・・。 先ほども言ったように、現在浜岡原発では3号機だけが稼動しています。その3号機もまもなく定検に入るので、今年の夏場は全基停止という事態になりそうです。地元「佐対協」の推進派の役員の中には、「3号機の定検を中止するか、4、5号機が運転可能になるまで遅らせたらどうか」と無茶なことを言う連中もいたみたいで、それでは定期検査の意味がなくなってしまいます。 過去にも、浜岡原子力発電所の全基が停止していた時期がありました。でも、それで電気が足りなくなって停電ということもなかったし、中電から節電の呼びかけもまったくありませんでした。と言うことは、数年後の建設を計画している6号機を新たにつくらなくても、資源のリサイクルという名目で危険なプルサーマルに踏み切らなくても、電気は充分に足りていることを意味しているのではないでしょうか。 東海地震の襲いかかってきた日が、われわれ御前崎市民やその周辺の市や町や村で暮らす人々の命日としないためにも、核暴走が起こりやすく、極めてコントロールの難しい「プルサーマル」には絶対反対です。1、2号機廃炉のリプレース(置き換え)として計画されている、6号機建設にも反対です。そしてできることなら、東海地震の危険の去る日まで浜岡原発の原子炉を全基停止してもらいたいと、私だけでなく多くの地元の人々が願っています。でも、それは実現不可能な無理なお願いなのでしょうか? 地元民を死の危険にさらしてまで、電気をつくる必要が本当にあるのでしょうか? since 2009年5月19日 |